活用事例・実績

実績紹介|第一号プロジェクト

代表が、自分の親の相続対策として実行したプロジェクト

これは、お客様の事例ではありません。代表の親の相続対策として、土地の取得から建築、開設までを実行し、いまグループで運営している建物です。当センターがオーナー様にご提案している内容を、まず自分の家族で実行しました。その経緯を、うまくいかなかったことも含めてそのまま公開します。

取得時の土地。住宅地の中にある176坪の更地
Before:2022年12月、取得時の土地(176坪・更地)
完成したナーシングホームかんなの正面外観
After:2025年4月開設「ナーシングホームかんな」(34床)
所在地 名古屋市天白区(住宅地・地下鉄駅徒歩約12分)
土地 582㎡(176坪)・2022年12月に更地で取得
建物 鉄骨造3階建・延床約1,041㎡(2025年2月引渡し)
用途 住宅型有料老人ホーム「ナーシングホームかんな」(34床)
スキーム 土地:代表の親(個人)/建物:株式会社石川商事/運営:株式会社アイズケアネットワーク
投資規模 総投資 約5億円(うち建築費 約3.6億円)
開設 2025年4月1日・現在34床中30床が稼働

スキーム——個人が土地、法人が建物、運営は事業者

土地は代表の親が個人で取得し、建物はグループ法人の石川商事が建築・保有、運営は介護事業者のアイズケアネットワークが担う——3つの役割を分けた設計です。本スキームは相続対策として金融機関に説明したうえで融資承認を受け、税理士法人の監修のもとで設計・実行しています。

実行スキームの図。代表の親(個人)が土地(名古屋市天白区・582平米・176坪・2022年12月取得)を取得・保有し、株式会社石川商事(グループ法人)に土地を貸す。石川商事が鉄骨造3階建・延床約1,041平米の建物を建築費約3.6億円で建築・保有し、株式会社アイズケアネットワーク(運営事業者)に一棟貸し。アイズケアネットワークが住宅型有料老人ホーム「ナーシングホームかんな」(34床・2025年4月開設)を運営する。本スキームは相続対策として金融機関に説明のうえ融資承認を受け、税理士法人の監修のもと設計・実行。
図:実行スキーム(2026年8月時点)

本件の計画時の試算では、現況のまま資産を保有し続けた場合と比べ、相続税評価で約1億円規模の圧縮効果が見込まれる設計となっています(税理士法人の監修のもと試算)。効果は資産状況・適用要件など個別の条件によるものであり、同様の効果をお約束するものではありません。具体的な税額計算・適用判断は税理士にご相談ください。

なぜこの土地を選んだか——決め手は「相続」ではなく「事業の成功」

意外に思われるかもしれませんが、土地選びで最も重視したのは相続対策の効果ではなく、介護施設として事業が成功するかどうかでした。施設の経営は、入居者とスタッフの両方を集められて初めて成り立ちます。ご家族が会いに来やすく、入院していた病院からも近い住宅地であること。そしてスタッフの採用では「家から近い職場」が選ばれること。住宅地としての魅力があり、高齢の方が多く、病院が近い——この条件で選んだのが、この土地です。

相続対策は、事業が続いて初めて対策として機能します。「税効果の大きい土地」ではなく「事業が成立する土地」から選ぶ。この順序は、当センターがオーナー様の土地を診断するときも変わりません。

計画から開設まで——順調ではありませんでした

親にとって、アパートとはまったく違う介護施設という事業です。当初は不安もありました。だからこそ、スキームも数字も丁寧に説明し、理解を得ながら一歩ずつ進めました。「提案を受ける側の不安」を一番近くで見たのが、この計画です。

建築も順調ではありませんでした。資材高騰の影響で施工中に現場が止まることが何度もあり、引渡しは当初予定の2024年12月から約2ヶ月遅れました。それでも土地取得から開設まで約2年3ヶ月——コラムでお伝えしている「計画から賃料発生まで1年半〜2年」は、この実体験から出ている数字です。

土地取得から開設までのタイムライン。2022年12月に住宅地の中の更地176坪を取得、2023年に事業計画・設計・資金調達を行い相続対策として金融機関の融資承認を取得、2024年3月に鉄骨造3階建・延床約1,041平米で着工。資材高騰の影響で施工中に現場が止まることが何度もあり、引渡しは当初予定の2024年12月から約2ヶ月遅れて2025年2月に。2025年4月にナーシングホームかんなを開設し、現在は34床中30床が稼働。急な入居の相談に応えられるようあえて満床にしない運用。合計約2年3ヶ月。
図:土地取得から開設までの実際の歩み

開設後——あえて満床にしない

2025年4月の開設から、現在は34床中30床が稼働しています。満床にできる需要はありますが、急な入居のご相談——退院期限が迫っている方、住まいを失いかけている方——に応えられるよう、あえて数床を空けて運用しています。これは、住まいから看取りまでを途切れさせないというグループの方針そのものです。

この実績が意味すること

土地の選定、金融機関への説明、税理士との設計、建築中のトラブル対応、運営事業者との契約、そして日々の運営まで——オーナー様にご提案するすべての工程を、私たちは自分の家族の相続対策で実行済みです。机上の提案ではなく、実体験に基づいてお手伝いします。

介護施設の土地活用で、相続税評価はどう変わるか(モデル試算)

評価引き下げの本丸は、土地ではなく建物です。建築した建物は固定資産税評価(一般に建築費の5〜6割程度)となり、賃貸することでさらに借家権割合30%が控除されます。土地の貸家建付地評価や小規模宅地等の特例は、その上乗せです。

モデル試算の前提:評価額1億円の遊休地(更地)を保有するケース

項目 更地のまま 介護施設を建築し賃貸
土地の評価 1億円(自用地) 貸家建付地評価により約79%程度に減額※
建物の評価 建築費の約50〜60%(固定資産税評価)から、さらに借家権割合30%を控除
小規模宅地等の特例 適用なし 貸付事業用宅地として200㎡まで50%減額の可能性
賃料収入 なし 長期の安定賃料(納税資金の原資に)

※借地権割合60%・借家権割合30%の地域の場合のモデル試算(概算)。実際の減額幅は土地の条件・適用要件により異なり、個別の試算が必要です。本ページは一般的な情報の提供を目的としており、個別の税務相談に代わるものではありません。具体的な税額計算・特例の適用判断は、必ず税理士にご相談ください。

あなたの土地では、何が成立するか

土地の所在地・おおよその面積・現況をお送りいただくだけで、活用可能性と相続税への影響の概算を無料でご返信します。オーナー様の実案件の事例も、掲載のご承諾をいただけたものから順次追加していきます。

まずは、あなたの土地の「相続税インパクト」を知ることから。

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